非接触型技術による決済や発券がスマートシティで増加
2017年5月12日、ミュンヘン(ドイツ)/モントリオール(カナダ)
非接触型カードやタッチアンドゴーといったモバイル技術による決済が増加しています。特に人口密度の高い都市部の消費者や通勤通学者には、より高速で便利な処理が求められています。こうした傾向を踏まえ、チップベースの決済ソリューションで世界をリードするインフィニオンテクノロジーズ(FSE:IFX/OTCQX:IFNNY)は、カードメーカー、デバイスメーカー、ならびに交通機関のセキュリティ対策やパフォーマンス対応を支援しています。
インフィニオンは、モントリオールで開催された UITP国際公共交通サミットにおいて、決済ソリューションおよび交通機関向けの発券ソリューションを展示しました。
2020年までに、決済取引の60%以上が NFC(近距離無線通信)などの非接触型技術で行われるようになります。非接触型技術は、主に商業および金融セクターに変化をもたらし、交通機関の発券業務では最も顕著なものになります。世界中の交通機関は現在、利用者の日常生活をより便利にし、全体的なコストを削減するため、標準化された非接触型発券ソリューションの導入に努めています。また、交通機関の発券スキームの多くが、少額決済、身分証明、サイト接続、ポイントプログラムといった他のサービスと統合され、単一のデバイスやアプリケーションで利用できるようになっています。一方、銀行口座や顧客情報への不正アクセスの防止など、さらなるセキュリティ対策の必要性も生じています。チップベースのカードは、不正行為を防止する最も効率的な方法であるため、磁気タイプからチップベースへの移行といった新たなチップ技術が不可欠となります。
インフィニオンは、 非接触型決済やマルチアプリケーションに特化した専用チップソリューション群を、スマートカード、スマートフォン、ウェアラブルといった用途に対し、多様なフォームファクターで提供しています。これらのセキュリティソリューションは、最適化されたフットプリントや低消費電力で業界の先端を行くものです。堅牢な設計と業界平均以下の伝送レートを誇り、数ミリ秒以内のデータ伝送を可能にします。すべての関連標準化団体に積極的に加盟し、オープンスタンダードを目指すインフィニオンは、相互運用性と実績のあるセキュリティを提供しています。当社のチップソリューションは、コンピューターセキュリティの国際規格であるコモンクライテリアや、EMVCoが策定しているカード決済規格に準拠しています。また、すべての製品は、CIPURSE™規格対応、あるいはCIPURSE™ Mobileによる決済を可能とします。CIPURSEは、安全性、相互運用性、拡張性の高い交通料金収受ソリューション向けに OSPTアライアンス(英語)によって策定されているオープン規格です。
インフィニオンについて
インフィニオン について
インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2016会計年度(9月決算)の売上高は65億ユーロ、従業員は世界全体で約3万6,000人。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp
本社サイト: http://www.infineon.com (英語)
Information Number
INFCCS201705-052
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