インフィニオン、ISO/SAE 21434プロセス認証を取得 AURIX™ TC4xマイクロコントローラー ファミリーで初めて規格認証を取得

2022年11月21日、ミュンヘン (ドイツ)

国連欧州経済委員会 (UNECE) が導入した新しいUN R155規制は、コネクテッドカーにおけるサイバーセキュリティへの注目の高まりに対応するものです。2022年7月から施行されたこの規制は、自動車メーカーに対して、自社の製品やプロセスにセキュリティ バイ デザイン アプローチを適用することを求めています。車両メーカーがR155規制の対象となる市場で新車販売を可能にするには、各車種に適用されるサイバーセキュリティ管理システム (CSMS) の有効な適合証明書を所有する必要があります。車両メーカーは認証を取得するために、最初のコンセプトから生産終了までの車両ライフサイクル全体を通して攻撃の全体的なリスクを低減するために、サプライ チェーン全体でサイバーセキュリティの実践を行う必要があります。

 インフィニオンテクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNY) は、UN R155のような国内外のサイバーセキュリティ規制への準拠をユーザーが達成できるよう、自動車サイバーセキュリティ管理システムの新しい国際規格であるISO/SAE 21434の認証を取得した最初の半導体サプライヤーの1社となりました。この規格の認証は、テクニカル サービス プロバイダーのTÜV Nord社によって実施されました。さらに、インフィニオンのAURIX™ TC4xマイクロコントローラー ファミリーの次期リリースは、新しく革新的なサイバーセキュリティ アーキテクチャを備えており、ISO/SAE 21434規格に基づく製品認証を取得する予定です。

 インフィニオンのISO/SAE 21434準拠のCSMSは、AURIX™およびPSoC™マイクロコントローラー、SEMPER™ Secureフラッシュ メモリ、OPTIGA™ハードウェア セキュリティ モジュールなど、自動車のサイバーセキュリティを支える幅広いインフィニオン製品群に適用されています。インフィニオンのCSMSは業界のベスト プラクティスに従って、情報技術および製造技術、特定の地域と規制環境をカバーしています。

 インフィニオンの脅威モニタリング システムは、関連する脆弱性の開示を積極的に分析することができ、インフィニオンのセキュリティ製品やシステムに対する潜在的な脅威を、ISO/SAE 21434に準拠した製品セキュリティ インシデント対応プロセスに基づいて評価および軽減することが可能です。これらのISO/SAE 21434に準拠した監視およびインシデント対応能力により、インフィニオンはユーザー企業と密接に協力して、リスク管理プログラムおよび関連規制に準拠した製品セキュリティ リスクを迅速に特定して軽減することができるようになります。

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