ImagimobのエッジAIソリューション、AURIX™ 製品ファミリーでの利用が可能に

2024/10/16 | マーケットニュース

2024年10月16日、ミュンヘン (ドイツ)

 

自動運転は、電動化と並んで自動車業界のメガトレンドになっています。AIはこのトレンドにおいて重要な役割を果たし、特に車両による歩行者の検出、運転者の行動分析、交通標識の認識、軌道の制御などのユースケースを可能にします。自動運転は、機械学習 (ML) 機能のほか、大量のデータを並行して、かつ、安全でセキュアに、リアルタイム処理できるプロセッサを備えたAIシステムの必要性に大きく依存しています。この実現にはエッジAIが重要になります。この課題に対処するため、インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) 傘下のImagimobは、AURIX™ TC3xやAURIX™ TC4xのようなインフィニオンの車載ASIL-D準拠マイクロコントローラー (MCU) に機械学習機能を統合することによって、車載用機械学習のポートフォリオを強化しました。

 

ImagimobのCTO、アレクサンダー サミュエルソン (Alexander Samuelsson) は「AURIX™を当社のImagimob Studioに統合することで、自動車業界に完全なMLの互換性と機能をもたらすことになります。これは、私たちのプラットフォームでサポートしているすべてのユースケースが、インフィニオンのAURIX™ MCUでも利用可能になったことを意味します」と述べています。

 

インフィニオンのマイクロコントローラー担当シニア バイス プレジデントであるトーマス ブーム (Thomas Boehm) は「セキュアで信頼性の高いAI機能を MCUファミリーに統合することは、自動車業界における自動運転アプリケーションの進歩にとって極めて重要です。当社のAURIX™ MCUがImagimob Studioによってサポートされ、世界中の開発者が利用できるようになったことを誇りに思います。これは、業界をリードするイノベーターとしての当社の役割を強調するものです」と述べています。

 

開発者は、Imagimob Studioを使用してエッジ向けの堅牢なMLモデルを作成し、それをインフィニオンの実績あるAURIX™ MCUにデプロイできるようになりました。このプロセスは、Imagimob Studioで機械学習モデルを作成することから始まります。AIモデルが完成すると、ユーザーはプラットフォーム内のMCUに直接デプロイすることを選択できます。次に、コードをシームレスにデプロイする手順がガイドされ、MCUへの機械学習の実装が簡素化されます。結果として、洗練されたMLモデルの作成が可能になります。さらにImagimob Studioには、サイレン検出用のサンプル プロジェクトが用意されており、モデルの作成とデプロイのデモが行えます。ユーザーは、サンプルコードを使用することにより、AURIX™ MCUとマイクロフォン シールドで音響モデルを作成する方法を学習することもできます。さらにImagimobは、バッテリー残量、ヘルスステータス、使用時間を計算するための新しい回帰モデルも開発しました。

 

AURIX ™ TC4xによる高度なAIユースケース

スケーラブルなAURIX™ TC4x MCUファミリーは、ASIL-D準拠の車載用MCUであるAURIX™ TC3xファミリーからのシームレスなアップグレード パスを提供します。この性能は次世代のTriCore™ 1.8によって強化されています。さらにAURIX™ TC4xには、コスト効率の高いAI統合をサポートする並列処理ユニット (PPU) と複数のインテリジェントなアクセラレータを含む、スケーラブルなアクセラレータ スイートが搭載されています。これらの進歩によってAURIX™ TC4xファミリーの機械学習機能が強化され、開発者は多くのモデルを同時に、またはより複雑なモデルをデプロイできるようになります。例えば、AURIX™ TC3xは基本的なサイレン検出を処理できますが、AURIX™ TC4xはサイレン検出と音声対話の両方を同時に実行できます。

 

供給状況について

Imagimob Studioは、 https://www.imagimob.com/studioにおいて提供されています。インフィニオンのAURIXファミリーの詳細については、 http://www.infineon.com/AURIXをご覧ください。

 

 

Imagimob について

Imagimobは、エッジAIとTinyMLの最前線でイノベーションを推進し、未来のインテリジェントな製品を開発します。スウェーデン ストックホルムを拠点に、2013年から自動車、製造業、ヘルスケア、ライフスタイルといった各分野のグローバル企業にサービスを提供しています。2020年、Imagimobは、リソースに制約のあるデバイス向けに、エッジAIアプリケーションを迅速かつ容易にエンドツーエンドで開発するためのプラットフォーム、Imagimob Studioを発表しました。Imagimob Studioは、開発の全過程を通してユーザーをガイドし、支援することで、これまでの開発の概念を一変させる生産性の向上と市場投入までの時間短縮を実現します。また、市販品であるReady Modelを使用すると、エッジAIを迅速かつ容易に実装できるようにします。Imagimobは、最新の研究において常にトップに立ち、AIおよび組み込みテクノロジーの市場を牽引しています。2023年5月より、Imagimobはインフィニオンの傘下になりました。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月~2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX  (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp

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  • Imagimob has enhanced its automotive machine learning portfolio by integrating machine learning capabilities into Infineon's Automotive ASIL-D complaint MCUs like AURIXTM TC3x and AURIX TC4x
    Imagimob has enhanced its automotive machine learning portfolio by integrating machine learning capabilities into Infineon's Automotive ASIL-D complaint MCUs like AURIXTM TC3x and AURIX TC4x
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