インフィニオン、CO2削減に関するサプライヤーとの協力を強化

優れたサプライヤーにグリーン アワードを授与

2024/10/17 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2024年10月11日、ミュンヘン (ドイツ)

 

  • 科学に基づく目標設定イニシアチブ (SBTi) に基づき、持続可能な行動とCO2排出量削減のための協力を強化する「サプライヤー サステナビリティ サミット」を初開催
  • 科学的根拠に基づく目標を定め、適切な削減策を実施するよう100社以上のサプライヤーと協力
  • 優れた環境先進企業としてアプライド マテリアルズ、SUMCO、iwisにグリーン アワードを授与

 

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、サプライチェーン全体のCO2排出量をさらに削減するため、サプライヤーとの協力を強化しています。協力をさらに活性化し、脱炭素化への取り組みを加速することをサプライヤーに奨励するため、インフィニオンは10月10日、初めての「サプライヤー サステナビリティ サミット」をオンラインで開催しました。ここには半導体業界のトップ サプライヤー約100社が参加しました。

 

インフィニオンのマネジメントボードのメンバーであり、チーフ デジタル サステナビリティ オフィサーのエルケ ライヒャルトは「インフィニオンの掲げる野心的な目標を達成するためには、サプライヤーの皆様の協力が不可欠です。インフィニオンの排出量の大部分を占めるスコープ3の排出量は、特にサプライヤーから調達する材料によるため、サプライヤーの皆さんと協力できることを非常に嬉しく思っています。私たちはともに脱炭素化戦略を活性化させ、よりよい形で実行できると考えています」と冒頭のスピーチで述べています。

 

サプライヤーとの協力は、インフィニオンのサステナビリティ戦略全体の根幹をなすものです。2019年と比較して、インフィニオンは売上げを倍増させる一方で、CO2排出量 (スコープ1および2) を半減させました。2023年12月には、サプライチェーン (スコープ3) を含む科学的根拠に基づく目標設定へのコミットメントを追加しています。調達チームは100社以上のサプライヤーと積極的に協力し、各社が独自の科学的根拠に基づく目標を定め、適切な削減対策を導入するように働きかけています。

 

サプライヤー サステナビリティ サミットは、インフィニオンが自社の気候変動戦略とそのための取り組みから得た学びを共有し、サプライヤー間のベストプラクティスの共有を促進するよい機会となりました。例えば、インフィニオンの電力調達チームの専門家からは2025年までに電力を100%再生可能エネルギーから達成するための実務的な経験から得られたインサイトを、2社のサプライヤーからは科学的根拠に基づく目標を効果的に設定するための専門知識が共有されました。また、インフィニオンのリーダー層とCDP(旧カーボン ディスクロージャー プロジェクト)の専門家によるパネルディスカッションでは、このテーマをさらに掘り下げ、参加者により実践的なアドバイスが提供されました。

 

インフィニオンのグリーン アワードは、過去1年間を通じて、環境に対する卓越したコミットメントと進歩を実証したサプライヤーを表彰するものです。「ベストパフォーマンス賞」は、科学的根拠に基づく1.5℃目標や同社の革新的な「Xchange」プログラムといった意欲的な気候変動戦略が評価され、アプライド マテリアルズが受賞しました。このプログラムの一環として、インフィニオンはアプライド マテリアルズと直接協力し、資源効率の向上と排出量の削減に取り組んでいます。このプログラムにより、複雑な半導体装置のスペアパーツの引き取りと再生が可能になり、循環型経済を基盤として、両社に環境およびビジネス上の利益を生み出しています。

 

「ベスト インプルーブメント賞」は、この1年を通じて環境持続可能性において目覚ましい進歩を遂げた株式会社SUMCOが受賞しました。日本を拠点とする同社は、科学的根拠に基づく目標を設定することを公約した最初のシリコン ウエハー サプライヤーです。トップリーダーシップ層での議論を経て、SUMCOは驚くべきスピードで行動を起こし、既存の排出削減目標を加速させ、再生可能エネルギー源の電力調達を拡大しました。

 

売上高10億ユーロ未満の企業部門では、iwis SE & Co. KGに贈られました。ミュンヘンを拠点とする家族経営の同社は、野心的な「ゼロ カーボン2040プログラム」と科学的根拠に基づく目標へのコミットメントが多くの企業の模範となっています。インフィニオンは、オペレーションとサプライチェーンによる環境への影響改善に対する積極的なアプローチと、製造拠点における環境管理システムにおける気候変動目標の統合を評価しました。

 

インフィニオンの最高購買責任者であり、本イベントの主催者のアンジェリーク ヴァン デル ブルグは「グリーン アワードの受賞者に拍手を送りたいと思います。アプライド マテリアルズ、SUMCO、iwisは環境の持続可能性と実績に責任を持ち、進歩を遂げています。こうした実績がサプライヤー全体のモチベーションを高め、水準を引き上げるとともに、模範となってくれると信じています。こうしたベストプラクティスをともにスタンダードにしていきましょう」と述べています。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月~2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX  (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp

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  • Infineon recognizes suppliers for top environmental performance with Green Awards, left: Corinna Wolf (Infineon Chief Sustainability Officer), right: Angelique van der Burg (Infineon Chief Procurement Officer).
    Infineon recognizes suppliers for top environmental performance with Green Awards, left: Corinna Wolf (Infineon Chief Sustainability Officer), right: Angelique van der Burg (Infineon Chief Procurement Officer).
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