ワイヤレス給電―電力伝送/ワイヤレス給電
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電話をかけようとした時に限ってスマートフォンのバッテリが底をつく、ということはよくあります。今までであれば、まず充電ケーブルをさがして、次にスマートフォンにつないで、最後にコンセントに差し込みます。これで良いのですが、少し面倒なときもあります。★特にケーブルが見つからなかったり、あってもコネクタが違って差し込めなかったりした場合です。ワイヤレス給電であれば、そんな面倒はありません。電磁界を使ってトランスミッタから電力をレシーバアプリケーションに伝送します。単純に言えば、物理的な接続をせずにバッテリの充電を行うのです。
インフィニオンのラインアップには、わずか数ワットから数キロワットに及ぶワイヤレス給電アプリケーション要件を満たす優れた半導体製品の幅広い選択肢があります。これらの製品には以下が含まれます。
- クラス最高のディスクリートOptiMOS™ MOSFET
- StrongIRFET™ MOSFET
- CoolMOS™ MOSFET
- 小信号パワーMOSFET
- 高速スイッチング用GaN HEMT
- 逆導通IGBT
- コンポーネントおよびブリッジ電源向け電圧およびバックレギュレータ
- EiceDRIVER™ファミリーのゲートドライバIC
- 認証用の統合型ターンキーソリューション、OPTIGA™ Trust Charge
- 専用マイクロコントローラ
エンドツーエンドアプリケーションでの豊富な経験を持つインフィニオンは、安全かつ効率的なワイヤレス給電ソリューションを電磁誘導方式、磁気共鳴方式トポロジ向けに提供しています。
最新のワイヤレス給電設計を知る
アプリケーションにワイヤレス給電を採用すべき理由は、数多くあります。ケーブル挿入が不要である、コネクタ不適合の心配がない、などがわかりやすい理由でしょう。しかしワイヤレス給電は、露出したコネクタ電極への接触がないため、安全だという点もあります。さらに、ワイヤレス給電はシステムが完全に封止されたデザインであることから、過酷な環境下での信頼性がより高いこともあげられます。ワイヤレス給電技術は公共の場やプライベート/公共の交通機関にさらに広がりを見せており、どこでも機器を簡単に充電することができるようになりました。また、複数の機器を充電するときに充電ケーブルがからまる心配がありません。
現在、市場では2種類のワイヤレス給電規格が採用されています。電磁誘導方式と磁気共鳴方式です。