OPTIREG™ | Multi-CAN Power+ SBC Family
インフィニオンのMulti-CAN Power+システムベーシスチップは、独自に4つのCAN FDトランシーバを搭載しており、きわめて高効率のSMPSバック/ブースト技術を使って最大750mAを供給します。
インフィニオンのMulti-CAN Power+システムベーシスチップ(SBC)TLE9278Bファミリは、ゲートウェイやハイエンドのボディコントロールモジュール(BCM)など、複数チャネルのCANトランシーバを必要とする車載アプリケーション用に、最小のフットプリントで最高レベルの集積化を提供します。高効率のスイッチング電源(SMPS)バックレギュレータが、750mAまでの5Vまたは3.3V出力電圧を提供する一方で、別のDC-DCブーストコンバータが入力電圧の低い状態やさまざまなアプリケーションに対応します。このデバイスの制御と監視は、16ビット シリアルペリフェラルインターフェイス(SPI)を通じて行われます。その他の機能としてリセット、フェイル出力、低電圧リセット機能を持つタイムアウト/ウィンドウウォッチドッグ回路などがあります。バッテリーに常時接続されているアプリケーション用に、このデバイスには低消費電力モードが用意されています。低消費電力モードからのウェイクアップは、バスからのメッセージ、高感度のモニタリング機能/ウェイクアップ入力および内蔵タイマーのいずれかを介して実行可能です。
TLE9278Bファミリは、非常に小さいフットプリントのエクスポーズドパッドパワーパッケージVQFN-48-31(7mm x 7mm)にて提供されます。
省スペース:業界最高密度のmulti-CAN SBCソリューションフットプリント7mm x 7mmのVQFNパッケージ単体に8個のチップを集積したことにより、PCBの80%省スペース化を実現
省エネルギー:効率80%を超えるスイッチング電源(SMPS)による、優れたシステム省電力性能。最小の暗電流とストップ/スリープモードを含むインテリジェント低消費電力モードがシステムソリューションを補完
高いシステム信頼性:包括的な診断およびフェイルセーフ機能
コスト削減:MOSFETスイッチおよびシャント抵抗の集積化により外付け部品点数を最小化。部品コスト、部品実装と取り扱い、購入、開発にかかわるコスト、PCBサイズを削減
複数のフレキシブルなデザイン:互換ハードウェア/ソフトウェアにより設計コストと労力を削減、さまざまなアプリケーションでの利用が可能
ファミリは全てピン互換性とソフトウェア互換性があります。Multi-CAN Power+SBCファミリは主電源電圧が5Vと3.3Vの品番があります。。「でパーシャルネットワーキングオプションも提供しています。また、Lite、Mid-Range+、DC/DC SBCファミリ(TLE94x1、TLE926x、TLE9271..4)とのソフトウェア互換性もあります。
- ISO11898-2:2016準拠、最大5 Mbit/sのCAN FDトランシーバx4個
- 「-3」がつく品番はパーシャルネットワーキング対応
- 750mAまでのバックレギュレータ
- 6.5/8/10/12Vのブーストコントローラ
- 16ビット シリアルペリフェラルインターフェイス
- タイムアウト/ウィンド型ウウォッチドッグ
- フェイルセーフ出力
- 低消費電力モード
- 7mm x 7mm VQFNパッケージ
- マルチチャネルCANアプリケーションのための高集積化ソリューション
- 高効率電源
- 強力なマイクロプロセッサのための大電力供給
- 入力電圧低下に対する耐性
- 容易な設定と制御
- 高度な診断機能
- フェイルセーフ機能
- 低消費電力モード
- プリント基板上における最小のフットプリント